コラム

B760マザーボードのおすすめはB760M DS3H DDR4! Intel 第13世代対応で価格は2万円以下

昨年秋から発売されているIntel 第13世代のCPU。それに対応しているマザーボードも多くの製品が出揃ってきていますが、どれを選んで良いかお悩みの方も多いでしょう。

そこで選択肢のひとつにしてほしいのがB760M DS3H DDR4(ドスパラ専用モデル)です。本品は飛び抜けたコストパフォーマンスを誇っていることから、ギガバイトが販売するマザーボードのなかでも特に売れ筋のモデルになっています。この記事では、その魅力についてお届けします。


B760のマザーボードをおすすめする最大の理由

Intel 第13世代CPUに対応したマザーボードのチップセットは、B760のほかにも、Z790、H770、H610などがあります。性能が高い順に並べると、Z790はハイエンド、H770はミドルハイ、B760がスタンダード、H610はエントリー。なかでもB760はコストパフォーマンスに優れており、価格を抑えながら満足のいくPCを自作するなら、最優先でチョイスされることになるチップセットです。

エントリーのH610を採用すると、PCI -Expressのレーンが16×1しかなく、USBの最大数も少ないため、拡張性がかなり限られます。価格こそ1万円台前半の製品が多く、Intel 第13世代CPUに対応したチップセットのなかでは最も安いですが、自作PCの魅力のひとつである拡張性を大きく犠牲にするのは厳しい選択です。

一方、H770、Z790を選択すると価格が跳ね上がってしまいます。たとえば、H770チップセット搭載のマザーボードの価格帯は、最低でも2万円台後半からとなります。拡張性が大きくなったり、Z790であればCPUのオーバークロックも可能になりますが、明確な目的がない場合はオーバースペックになってしまうこともあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、B760。このチップセットなら、予算を抑えながら必要なコネクタなどを一通り揃え、ある程度の拡張性も確保できます。コスパ重視の方にはもちろん、自作PCの初心者が最初に選ぶマザーボードとしてもおすすめです。

B760M DS3H DDR4は、大手ショップが自信を持っておすすめするモデル

この記事で取り上げるB760M DS3H DDR4は、ただでさえコスパに優れるB760チップセット搭載マザーボードのなかでも価格が低いうえ、大手PCパーツショップも認めた高い信頼性が魅力のモデルです。安さと信頼性を兼ね備え、B760のコスパをさらに磨いたマザーボードといえます。

また本品はのサイズはMicro-ATXなので、コンパクトなケースにも納まります。置き場所が限られているけれどデスクトップPCを導入したい場合に最適です。

ポイントその1:価格が安い

B760M DS3H DDR4の価格は2万円以下。H610チップセット搭載マザーボードとそれほど変わらない価格で入手できます。

ポイントその2:大手ショップやユーザーが支持する高い信頼性

B760M DS3H DDR4は、上位モデルにも搭載されている部品・機能を備えています。コンデンサやヒートシンクなどの各種部品の品質が高いうえ、発熱状態にあわせてファンの回転をコントロールするSmart Fan 6など、PCを安定動作させるために欲しい機能もしっかり装備。安心して採用できるマザーボードです。

また本品は、大手PCパーツショップ「ドスパラ」の専用モデル。これは、製品の信頼性に大手ショップが太鼓判を押している証拠です。

↑パッケージ右上には、ドスパラのロゴが入っています

ギガバイトは過去にも複数のドスパラ専用モデルを発売しています。そしてこのシリーズは、ギガバイト製品のなかで最も売れているシリーズでもあるのです。本品は、大手ショップ・ユーザーの双方が支持しているモデルといえます。

ポイントその3:Micro-ATXだからPCをコンパクトにできる

H770、Z790を選ぶなら、大きな拡張性を活かすために大型のケースを用意したいところです。しかし、B760の拡張性は小型のケースでも活かせる“適度”なものなので、PCを置くスペースが限られている場合に適しています。配線まで考慮したとしても、横幅30cm、高さと奥行きが60cmある空間があれば、PCを設置できるでしょう。

B760M DS3H DDR4の魅力を深掘り

B760M DS3H DDR4の魅力をひたすらに語ってきました。以降は、スペック、インターフェース、発熱対策に分け、その性能について深掘りしていきます。

●スペック

・PCle4.0対応

グラフィックボードやM.2 SSDを接続するPCleのレーンは、PCle4.0に対応。前世代のPCle3.0と比較して転送速度が2倍になっているので、パーツの性能をしっかり引き出してくれます。Intel 第13世代CPU対応のマザーボードのなかには、PCle4.0に対応しない製品もあるので、この点は本品の長所といえます。

・メモリの周波数は最大5333MHzまで対応

メモリの転送速度に影響するのがその周波数。高い周波数で動作するメモリの性能を活かすには、マザーボードもその周波数に対応している必要があります。本品の場合、その周波数は最大5333Mhz。ほとんどのDDR4メモリの最大スペックを引き出せると考えてよい数値です。

●インターフェース&スロット

・背面インターフェース

USBは、USB-A 2.0が2つ、USB-A 3.2 Gen1が3つ、USB-C 3.2 Gen2をそれぞれ装備。特に、10Gb/sでの高速転送が可能なUSB-Cコネクタがあることは、特筆に値します。

LANは、2.5GbE LANに対応。従来の1.0GbEと比較して、2倍以上の転送速度を誇ります。また画面出力は、HDMIが1つ、Display Portが2つ、D-Subが1つ。最大4画面までの出力に対応します。

上で紹介したD-Subや、マウスやキーボードを接続するPS/2を備えるマザーボードはいまでは多くないので、その点もユニークです。

・内部インターフェース

内部インターフェースは、電源周りやLED周りを除くと、以下のようになっています。

  • 4× SATA(6.0 Gb/s)
  • 1x USB 3.2 Gen1
  • 2x USB 2.0/1.1

これだけを見ると分かりにくいかもしれませんが、SATA、USBについては、この数で困ることはほぼないと思われます。Micro-ATXサイズのマザーボードでコンパクトなPCを作ると考えれば、十分といえるでしょう。

・スロット

↑M.2スロットは、PCI Express ×16の上下に左右反転した形で設置されています。上部のスロットには、冷却のためのカバーも装備

PCI Expressの拡張スロットは、×16が1つ、×1が2つの構成。×16のスロットは、PCle4.0に対応します。なお注意点として、×16スロットにはアーマーがついていないため、重いグラフィックボードを搭載するには心もとなさがあります。本品に搭載するグラフィックボードは、占有レーンが1レーンで済むものを選ぶのが無難です。

M.2 SSDは2つ搭載可能です。スロットは、双方ともにPCle4.0に対応しています。うち1つには、ヒートシンク付きのカバーが付属していますので、活用しましょう。

●発熱対策

本品は、発熱対策としてSmart Fan 6を搭載しています。これは、マザーボードの発熱状況に応じたファンの駆動を、BIOSから設定できるというもの。たとえば、マザーボードの温度が60度になったときに、特定のケースファンの回転数を上げるなどの設定をBIOSから行えます。

↑マザーボードの各所に温度センサーを内蔵しています

発熱を抑えたいユーザーは低温からでもファンをしっかり回す設定に、逆に駆動音を抑えたい場合は高温になったときにのみファンを動かすなど、好みの設定が可能です。ただし高性能なPCパーツは発熱も大きいため、ファンは常時稼働させておくのが無難でしょう。

B760M DS3H DDR4は、こんな人におすすめ!

最後にまとめとして、B760M DS3H DDR4がどんな人におすすめなのか書いていきます。これらに当てはまる方には、本品がぴったりです!

1.自作初心者

本品は必要なものがしっかり揃っていてコスパも良いため、初めての自作におすすめなマザーボードです。初めてPCを作る際にはわからないことも多いでしょうから、ドスパラの実店舗へ行き、スタッフにアドバイスを請うと心強いでしょう。またパーツ選びの相談ができるのは、ショップならではの強み。予算や要望にあわせた形で満足のいく構成を、プロのスタッフが一緒に考えてくれます。

2.15万円以下でPCを自作したい人

その他のパーツのスペック次第にはなりますが、本品を採用すれば15万円以下でPCを組み上げることも可能です。ゲーミングPCでも、“快適なプレイ”というニーズであれば、応えてくれるだけのものが作れるでしょう。ある程度の性能を担保しつつも予算を節約したい人にとって、うってつけの存在といえます。

3.コンパクトなPCを自作したい人

Micro-ATXのケースサイズは、小型のものなら横幅20cm、奥行きと高さが40cm程度。設置スペースが限られている場合でも安心です。

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